2013年4月6日土曜日

啓蟄



久しぶりに、息子を連れて公園に来た。
ここは自然も多く、危険な遊具もないので
言葉どおり、手放しで遊ばせていられる。
だけど、今日は息子の様子がおかしい。
しきりに私の袖を引っ張って、
公園のどこかへ連れて行こうとする。
何か、見せたいものがあるらしい。
今までにはこんなことはなかったのに。
危険があるといけないから案内されるまま
息子についていく。すると、ある樹の前で
袖を引く力が弱くなった。この樹が…?
すると、あの虫なぁに、と訊かれた。
どれだろう。アブラムシくらい小さい虫は
幹に沢山いるんだけど。それじゃないみたい。
大きくて、黒くて、3匹居る、らしい。
鳴いたり、合図したり、手招きしてるらしい!
何なの!?
気持ち悪くなった私は、息子の手を引き
公園から逃げるように立ち去った。

0 件のコメント:

コメントを投稿